武本匡弘さんの講演会「海から見た地球 マイクロプラスチック問題ってなに?!」 | Journal | YUKAKO YAMANAKA | 山中結夏子

YUKAKO YAMANAKA

武本匡弘さんの講演会「海から見た地球 マイクロプラスチック問題ってなに?!」

10代の頃から少し関心があった地球環境のこと。子育てをするようになって未来の地球のことを考えることが多くなりました。
「プラスチックの海洋汚染」、「脱プラスチック」などの言葉も世の中で叫ばれている中、今年のはじめに参加した講演会での武本匡弘さんのお話は頭の片隅にずっとあります。

武本さんは、プロダイバー・環境活動家として海洋調査や啓蒙活動をされている方で、私の住む神奈川県藤沢市には、プラスティックフリーの生活雑貨やオーガニック食品などを扱う「エコストア パパラギ」を開業されています。

40年という長い年月をかけて海を見てきた武本さんの講演会でのお話は、私にとっては未知の世界でとても興味深く、同時に大きなショックを受けました。
海とその中で生きる生物たちを映し出した写真や、科学者たちが証明する地球環境に関する数値やデータをスライドを通して目の当たりにし、今すぐにでも出来ることを始めなくては…と思わずにはいられない2時間でした。

特に驚いたのは、マイクロプラスチックの生態系への影響。化学物質を吸着する性質があるプラスチックは、微細な欠けらとなって海を漂うことで、海水中に溶けている化学物質を吸着し毒性を増します。それを魚や鳥が食べ、その体内に蓄積されていくことで生態系への影響へつながるということでした。

既にプラスチックの恩恵を受けている私たちの生活から、完全にプラスチックを排除するのはとても難しいことです。でもマイボトルやマイバックを携帯し、一度きりの使い捨てプラスチックは出来る限り選ばないという行動や、モノを買うときや使うときに「3つのR」(Reduce ゴミを作らない、Reuse 再利用する、Recycle リサイクルする)を意識して選ぶなど、今すぐにできることをまずは始めてみる大切さを強く感じました。

下の写真は、武本さん自身が目撃されたグレートバリアリーフの珊瑚の光景です。20年前(写真上)と現在(写真下)の違いは明らか。とても悲しいことですが、このような珊瑚が白化し瓦礫と化した風景は、オーストラリアに限らず、世界の海で起きている現実のようです。原因は、人間の暮らしや気候変動による海水温の上昇が影響しているのは間違いなさそうです。こうしてみると、気候変動とプラスチックの海洋汚染はつながっている問題でもあるのがわかります。

講演の最後で「知ることが希望になる」という武本さんの言葉に、地球の未来に不安になっていた私は救われました。まずは少しずつ環境について学んで、自分が無理なく習慣化できることを探し、楽しく実践できることをひとつづつ増やしていけたらと思います。
自分への備忘録としても、ここに書き留めておきたいと思います。

(写真撮影 武本匡弘氏)

グレートバリアリーフの珊瑚の光景1
グレートバリアリーフの珊瑚の光景2